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NCS情報マガジン〈八宝菜〉 No.037 2009/05/26
日本コンピューター・システム株式会社
http://www.ncs.co.jp/newsletter/
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NCSの〈八宝菜〉です。
先日、このごろ流行りの“白いタイヤキ”ってものを試しに食べてみまし
た。見かけは鯛の形をした大福のようで、焼き色がまるでついていませんか
ら、あまり食欲をそそらないのですが、食べてみると皮がもちもちしていて、
なかなか不思議な食感です。中の餡も、むかしながらの黒餡、白餡以外に、
チョコレート、カスタードクリーム、イチゴミルクなどなど、クレープなん
じゃないかと思うような餡がいろいろで楽しめます。
白いタイヤキ以外にも、ふつうのタイヤキの皮の中に、ハムエッグやお好
み焼きなど、お菓子というよりは、そのまま食事になりそうな変わり種の具
を入れたものも続々出現しているようです。ハムエッグは試してみましたが、
悪くないです。タイヤキも“粉もん”の一種なわけですから、皮の味付けを
工夫すれば、なんにでも合いそうですね。ふつうのタコヤキをタイヤキの型
で焼いたら、これはタコヤキなのかタイヤキなのか?
不況の時代には、みんながふだん使わないような脳の回路を使って、新し
いこと、面白いことを考え出すので、長い目で見ると悪いことばかりではな
いと思いますね。昨今の日本は停滞しているように見えて、ちょうど昆虫の
さなぎのように、次の時代に羽ばたくための大きな翅を、いろんな人があち
こちでせっせと準備しているのかもしれません。
さなぎを破って出てきたのが、以前よりひとまわり小さなイモ虫だった──
なんてことにならないよう、この不況というチャンスに、将来翅になる部分
を地道に作っておきたいものです。
(編集長)
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今回号(第37号)の内容
★NCSニュース
○ NCSウェブサイト・最近の主な更新内容
★NCSのソリューション紹介
○ 「FSS Smartシリーズ」の販売を開始
★ITエッセイ『たじたじ争論』
第三五回「リアリティマイニング Reality Mining」
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【NCSニュース】――――――――――――――――――――――――――☆
――〈NCSウェブサイト・最近の主な更新内容〉――――――――――――
■「ソリューション」に、「ICカードを利用したセキュリティーソリュー
ション〈FSS〉」を加えました。 http://www.ncs.co.jp/solution/sol35.html?code=hps037
■「投資家情報」に、以下の最新情報を掲載しています。
http://www.ncs.co.jp/ir/index.html?code=hps037
●お知らせ
・組織変更および人事異動に関するお知らせ
・役員人事の内定に関するお知らせ
・親会社等に関する事項について
・自己株式の処分に関するお知らせ
●財務情報
・平成21年3月期 決算短信
★NCSウェブサイトでは、更新情報のRSSを提供しています。NCSか
らのお知らせを迅速にキャッチしていただけます。ぜひご活用ください。
http://www.ncs.co.jp/rss/index.html?code=hps037
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【NCSのソリューション紹介】――――――――――――――――――――☆
●「FSS Smartシリーズ」の販売を開始
NCSでは、株式会社ローレルインテリジェントシステムズと一次代理店
契約を締結し、この四月からICカードを利用したセキュリティソリュー
ションとして定評のある同社製品「FSS Smartシリーズ」の販売を開始いたし
ました。
FSS(ファイルセキュリティシステム)は、「本人認証」「暗号化」「ログ
収集」といったセキュリティ対策に加え、外部メモリデバイスの制御までが
基本パッケージで実現できます。特別な管理サーバは不要で、一台からの導入
も可能。自信を持ってご提案できるソリューションです。
詳しくは、弊社ウェブサイトでご覧ください。
@ ICカードを利用したセキュリティソリューション〈FSS〉
http://www.ncs.co.jp/solution/sol35.html?code=hps037
@ プレスリリース
http://www.ncs.co.jp/index.html#press_release?code=hps037
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【ITエッセイ『たじたじ争論』】―――――――――――――――――――☆
第三五回「リアリティマイニング Reality Mining」
新型インフルエンザの上陸で、われわれの日常や社会生活にさまざまな影
響が出ていますね。ここ二、三十年のあいだで、日本人の生活・行動様式も
ずいぶん変化しましたから、感染症が伝播してゆくさまも、むかしとは大き
く異なっているはずです。
月にロケットが飛ぶ時代に(なんて言いまわしはしませんか、若い人は)、
たかがインフルエンザの感染経路を特定するのがこんなに難しいなんて、人
類の技術はなんだか妙にアンバランスな気がしませんか? それこそITの
力でもって、カーナビかなにかみたいに、感染経路がピピピピッとたちまち
世界地図・日本地図の上に赤線で示されたりするようにできんものか……な
どと思っている方も、きっといらっしゃるんじゃないかと思います。
いや、じつはそれが、いるんですね。いずれはそういう技術に繋がる可能
性のあることを研究している人たちが……。
マサチューセッツ工科大学(MIT)の Alex (Sandy) Pentland 教授らは、
Bluetooth による近距離無線通信機能を備えた高機能携帯電話に、独自に開
発したソフトウェアをインストールし、MITの百人の学生や職員に九か月
もの長期間持たせて、彼らの行動データを捕捉・分析するという研究を行な
いました( http://www.technologyreview.com/communications/20247/ )。
キャンパス周辺という限られたエリアではありますが、学生たちがどんな場
所に長くいるか、誰と過ごすか(近傍にある Bluetooth 端末同士は自動的に
相手を探して互いを認識します)などなどに関する膨大なデータからパターン
を見い出し、行動モデルを構築するという試みです。モデルに基いた行動の
予測すらできるようになったというから驚きです。いわば、以前にこのコー
ナーで取り上げた、ウェブ上の「行動ターゲティング」
( http://www.ncs.co.jp/newsletter/happousai033.htm#tajitajisouron033 )
を現実世界で行なっているようなものですね。
この研究は、人間の社会行動やコミュニティ形成を分析する目的で行なわ
れたものですが、将来的には、ビジネスはもちろん、疫学の分野にも貢献し
得るものとして注目されています。このように、多機能携帯端末で人間の実
際の行動からさまざまなデータを収集し、現実世界に埋もれた有益な情報を
掘り当てる方法を、Pentland らは「リアリティマイニング」と名づけていま
す( http://reality.media.mit.edu/ )。リアルな世界のデータマイニング
というわけです。
すでにほとんどの人が携帯電話を持ち歩いており、しかもケータイはどん
どん高性能化・多機能化しています。さまざまなセンサーを内蔵した膨大な
数のケータイから現実世界のデータが取れれば、人間の社会行動、集団行動
などについて、誰も想像だにしなかった新たな知見が得られるにちがいあり
ません。
ほら、多くの自動車に搭載されているカーナビからデータを捕捉し、渋滞
の緩和に役立てているサービスがすでにありますよね。あれも一種のリアリ
ティマイニングと言えるでしょう。また、最近のノートパソコンには、落下
時などにディスクヘッドをすばやく引っ込めてハードディスクを守るなどの
用途で加速度センサが内蔵されはじめていますが、そういうパソコンを持っ
ている有志のネットワークを作り、広域的に地震波を捉えて地震の研究に役
立てようという面白い試みも、スタンフォード大学の研究者を中心に進めら
れています( http://qcn.stanford.edu/ )。デスクトップパソコンでも、
USB接続の安価な外付け加速度センサを搭載することで参加できるそうで
すよ。
こうしたリアリティマイニングの考えかたは、今後ますます、さまざまな
分野の研究や実用サービスに適用されてゆくでしょう。むろん、端末が特定
できるからこそ有益なデータが得られるわけですから、研究目的であれ商用
目的であれ、将来的に大規模なリアリティマイニングが行なわれる際には、
プライバシー保護の問題が大きく立ちはだかってくることにはなるでしょう。
しかし、たとえば非常に怖ろしい感染症の拡大を阻止するといった、のっぴ
きならぬ必要に迫られたとき、公共の福祉を個人の権利保護に優先させざる
を得ない局面も出てくるかもしれません。
誰が誰に“濃厚接触”したか、他人のことはつぶさに知りたい。しかし、
私だけは知られたくない。それが人情というものです。リアリティマイニン
グが今後どのように発展してゆくか、法的問題も含めて、たいへん興味深い
ところです。
(IT調査研究室・マーケティング担当リーダー
堀江秀保/上級システムアドミニストレータ)
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NCS情報マガジン〈八宝菜〉 No.037
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発行:日本コンピューター・システム株式会社
編集:日本コンピューター・システム株式会社 〈八宝菜〉事務局
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